AI エージェントの S3 セッション履歴が設定変更後も LLM の判断を汚染する
A2A エージェントカードの URL を 0.0.0.0 → 正しい FQDN に修正し、Pod も再起動したのに、Travel Agent がまだ http://0.0.0.0:9000/ に接続しようとする現象に遭遇した。
原因は S3 セッション履歴だった。Travel Agent はユーザーごとの会話履歴を S3 に保持しており、古い URL を含む過去のツール呼び出し結果が LLM のコンテキストに復元されていた。LLM はそのコンテキストから 0.0.0.0 を学習し、a2a_send_message の target_agent_url パラメータにそのまま渡していた。
aws s3 rm s3://${TRAVEL_SESSION_BUCKET}/ --recursiveセッションクリア後、LLM はエージェントカードから正しい URL を取得するようになった。従来のマイクロサービスなら設定変更は即座に反映されるが、セッション状態を持つ AI エージェントでは過去の会話がインフラ設定の変更を「記憶」で上書きしてしまう。接続先の変更時はセッションクリアもセットで行うべきだ。
