@shinyaz

AI エージェントの S3 セッション履歴が設定変更後も LLM の判断を汚染する

約1分

A2A エージェントカードの URL を 0.0.0.0 → 正しい FQDN に修正し、Pod も再起動したのに、Travel Agent がまだ http://0.0.0.0:9000/ に接続しようとする現象に遭遇した。

原因は S3 セッション履歴だった。Travel Agent はユーザーごとの会話履歴を S3 に保持しており、古い URL を含む過去のツール呼び出し結果が LLM のコンテキストに復元されていた。LLM はそのコンテキストから 0.0.0.0 を学習し、a2a_send_messagetarget_agent_url パラメータにそのまま渡していた。

aws s3 rm s3://${TRAVEL_SESSION_BUCKET}/ --recursive

セッションクリア後、LLM はエージェントカードから正しい URL を取得するようになった。従来のマイクロサービスなら設定変更は即座に反映されるが、セッション状態を持つ AI エージェントでは過去の会話がインフラ設定の変更を「記憶」で上書きしてしまう。接続先の変更時はセッションクリアもセットで行うべきだ。

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田原 慎也

田原 慎也

ソリューションアーキテクト @ AWS

AWS ソリューションアーキテクトとして金融業界のお客様を中心に技術支援を行っています。クラウドアーキテクチャや AI/ML に関する学びをこのサイトで発信しています。このサイトの内容は個人の見解であり、所属企業の公式な意見や見解を代表するものではありません。